終活を始めたいけれど、なにから手を付けるのが理想なのかわからないという人は、私物の整理から始めるとスムーズな終活が実現します。自分にもしものことがあったとき、残された家族は遺品整理をしなければいけません。
遺品が多いと家族に大きな負担がかかってしまいますので、元気なうちに不要なものは自分で処分しておくと家族に迷惑をかけずに済みます。身の回りのものや思い出の品をじっくり確認し、不要だと判断できたものから順に処分していくと後悔することがありません。
また、始め方に迷ったときは、エンディングノートを書いてみるのもよい方法です。書店でエンディングノートを購入すれば、記載されている項目に沿って記入していけばいいので、自然に何をすればいいのかが見えてくるからです。
たとえば、銀行口座や生命保険に関することも、家族に残しておきたい大切な情報の一つです。エンディングノートにはこれらの情報を記入するページも用意されていますから、自分で書式を考える手間をかけずに、必要な項目を記入できます。
また、終活を始めたら、利用しているデジタルコンテンツの確認もしておきましょう。特にSNSやブログなどを頻繁に利用している場合は、これらのIDやパスワードを残しておくことが大切です。これらの情報を残しておくことで、自分にもしものことがあったときに、遺族は速やかにアカウントを削除できます。