葬儀というと、お通夜と翌日の告別式があたると考えます。お経をあげ、火葬し戻ってきたときに、またお経をあげる式を行います。これが繰り上げ法要という形です。つまりこれは、初七日という儀式が、葬儀からあまりに日にち的に近いので、早めて行うということです。
初七日の次は、四十九日で一年後に一周忌をします。二年後には、三周忌をします。このときは、亡くなった時を1と数えて二年経つので合わせて三年という数え方です。以後、何周期を数えるときは、亡くなってからの年数プラス1です。
三年の次は七年で、その次は十三年です。以下十七年、二十三年、二十七年、三十三年、五十年です。7周忌ぐらいの近い年数では親類を多く呼んで、お参り後に会食をします。しかし、その後は本当の家族ぐらいで営むことが多いと考えます。
また、仏壇に故人の次に入る人が決まったら、または七周忌以降になったら、一番新しい人の年数にまとめてしまうという風習もあります。多くの故人の周忌を加えていくと膨大な法事を営まなければならなくなるからです。これらの儀式を全て法要といいます。一般的には、三十三回忌か五十回忌をもって、弔い上げとし、終了とすることが多いです。