合同葬とは2つ以上の団体や遺族によって行われる葬儀のことです。例えば列車事故で多くの死者が出てしまったとき、遺族や鉄道会社によって合同で葬儀が行われると、合同葬と呼ばれます。このタイプの葬儀を選択する理由として、次のことが考えられます。
一般的にこのタイプの葬儀費用は高額になりがちですが、どの費用を誰が請け負うことにするかを相談することで遺族の負担を減らすことが可能になります。また個人葬と社葬をまとめて行うという場合には金銭的な負担が減るだけではなく、時間的にも効率が良くなるというメリットがあります。
さらに社葬であれば香典にも課税されてしまいますが、合同葬であれば香典が課税対象になることはありません。遺族もきちんと香典をもらうことができるため、請け負った葬儀費用に充てることができます。社葬をこのタイプの葬儀で挙げれば、普段はあまり交流することがない会社の人たちと交流することも可能になります。一方で儀式に時間がかかったり故人と向き合う十分な時間を最後に取ることができないというデメリットもあります。利用料金は葬儀会社によって異なるため、数社から見積もりをとって選ぶようにすることをおすすめします。