葬儀から四十九日までの間は故人が成仏していない期間として扱われるため、残されたご遺族はいくらか注意しなければならない点があります。まず1つ目は祭壇の色です。祭壇には通常はカバーがかけられてますが、法要を行ってるときは朱色が表になってます。
しかし通夜から四十九日法要が終わるまでは、その色を表にしてはなりません。その期間中に表になるのは裏だった銀色になります。銀色が表の間は死者が成仏していない期間であることをほのめかしています。これら祭壇の用意は葬儀業者のスタッフがほとんどやってくれるので大した心配は要りません。
けど万が一自分たちでセットしなければならない事態もあり得るので、普段1周忌以降の法要でやってる癖で間違えていつもの朱色が表に出ないように念のための豆知識として知っておくとトラブルを減らせます。次に注意することは告別式の日には火葬場から戻って最初の初七日の儀式も済ませてしまいます。
初七日は本当は1週間後の夜間に済ませる簡易儀式なのですが、今頃の人は忙しいのでこの場で済ませる傾向となってます。この初七日儀式が終わってひと段落して食事タイムになりますが、この時に四十九日法要をいつ行うかお寺さんと会場スタッフと打ち合わせておくことが欠かせません。このときに法要をいつやるかが決まれば、食事中に参加者に対していつやれるかを直接伝達できるからです。これで告別式の儀式が終わって参加者は解散ですが、喪主家族たちは仏具屋に正式な塗り位牌を注文したり、次回法要の参加者に対しての香典返しの品物を選んだりなどの作業も欠かせません。もちろん正式にはがき書面を作成して参加するか否かを確認する作業も必要になります。これはかなり手間と時間と労力がかかるので、かなり前もって用意するようにしなければなりません。